これは、約30×20cm（フリンジなし）の小さなヴィンテージの手刺繍のオークレ（ノルウェーの壁掛け／ベルプル）です。伝説のヒロイン、プリラール・グリが、1612年のクリンゲンの戦いで、スコットランドの傭兵の接近を地元の守備隊に警告するために角笛を吹いたと伝えられています。
ノルウェーの1970年代の手工芸復興期に作られたと思われるこの作品は、写真の通り、前面と背面ともに美しく保存されており、良好なヴィンテージコンディションを保っています。底部にはフリンジが付いており、上部には吊り下げ用の鉄製の台座（台座は溶接されています）が付いています。
プリラール・グリとは誰だったのか？
プリラール＝グリは、17世紀初頭のノルウェーの民話に登場する著名な人物です。物語は、グドブランズダーレン渓谷を見下ろす丘の中腹に陣取った若い女性が、スコットランドの傭兵の接近を知らせるために角笛を鳴らしたというものです。彼女の警告は、1612年のクリンゲンの戦いで、地元の民兵に決定的な優位性をもたらし、侵略者を待ち伏せして撃退する上で大きな役割を果たしました。彼女の役割は公式の戦闘記録には残されていませんが、彼女の勇気はバラード、口承、そして公共の記念碑を通して生き続け、ノルウェーの文化史における警戒と勇気の永遠の象徴となっています。
特典：プリラルグリ、その物語、彼女にまつわる物語、そしてノルウェーの文化遺産における彼女の位置づけについての背景資料が付属しています。このテキスタイルと付属の情報は、個性的な装飾品としてだけでなく、歴史、民話、ノルウェーの文化的伝統に興味のある方への贈り物や記念品としても最適です。ノルウェーの民俗遺産を代表するこのユニークな作品は、物語を語る小さくて精巧に作られたテキスタイルを愛する人々にとって、まさにうってつけです。